こんにちは、いつもさとぺー日記をご覧いただきありがとうございます。
この記事を開いてくれた方は、
「イタリア旅行に行くけど治安は大丈夫? 気をつけておいた方がいいことは?」
と考えているかと思います。
なのでこの記事では、わたしが実際にあった旅行でのトラブル体験をご紹介します。
記事の内容
新婚旅行のイタリアで遭遇したトラブル
まとめ
事前に知っておくだけでも回避できることがいっぱい!!
詳しい旅程やかかった費用などは、あらためて別記事で紹介しようと思います。
海外旅行初心者、ガイドなしでイタリアへ
私ごとですが、今夏、新婚旅行でイタリアに行ってきました。
夫婦ともにイタリア語どころか英語もまともに話せない。
そんな状態なので、初めはガイド付きのツアーを検討していました。
ガイドさんがついていれば安心できることも多いのですが、スケジュールに制約があったり費用面もかさみます。
メリットとデメリットを検討した結果、今回私たちはガイド付きのツアーではなく完全に二人だけ、ガイドなしで行くことにしました。
イタリア旅行はガイドなしでも最高!!が、トラブルも…
結論、イタリア旅行自体は本当に行ってよかった!!
とても美しい国でした。
が、事前に散々予習していったにもかかわらず、
予期せぬトラブルが結構ありました。
今回は、ガイドなしのイタリア旅行で遭遇したトラブルや
「もっとこうしておけばよかった…」など後悔したことを紹介します。
ガイドさんや、詳しい方がいれば避けられるトラブルも多かったかもしれません。
わたしが体験したトラブルを7つ紹介
①空港にて、お釣りのぼったくり
日本から長時間のフライトを終えて、ついにミラノ・マルペンサ空港に到着!!
空港からミラノの中心街へ行くために、鉄道「マルペンサ・エクスプレス」の切符を買いに窓口へ行きました。
日本で言うと「みどりの窓口」とかそんな感じかな?
事前に路線図を準備していったので、「ミラノ中央駅」を指差しながら「二人分・片道」を
Google翻訳で伝え、問題なくゲット!Google様様です。
さっそく電車に乗り込みました。
が、そこで気づいた。
「あれ…?おつり足りなくない…??」
イタリアに到着して初めての支払い。
硬貨の違いがあまりわかっておらず、すぐに気づかなかったのですが、
正しくはおつり「4ユーロ」のところ「2ユーロ」しかありません。
巧妙(?)なのは50セント×4枚で渡してきたんですよ…。
50セント硬貨×4枚=2ユーロ。
硬貨4枚でわたされたから1ユーロ×4枚だと思いこんでしまい、しっかりチェックしていませんでした。
2ユーロくらいだったらチップとして渡してもよかったんですけど、4枚で渡されたというのがなんだか意図的に騙してきている感じがしてしまい。。
気持ちの良いものではありませんでした。
取り返そうにも、すでに電車は発車した後。
時すでに遅し。
②ミラノにて、募金詐欺に引っかかる
つづいては観光地でのトラブル。
強引に募金をうながしてくる団体がいました。
わたしたちが遭遇したのは、「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ協会前の広場でした。
「そんな詐欺なんて無視してりゃいいだけじゃん」って思いますよね…。
でも引っかかっちゃう手口でくるんですよ。やつらは。
はじめは
「アナタ日本?」「日本人トモダチいるよ。サイタマ。」
とフレンドリーな感じで声をかけてきます。
カタコトですが、日本語で話しかけられるとついつい反応してしまうもの。
「旅行いいね〜」なんてすこし世間話をしたあと、
「麻薬撲滅運動をやってる。署名してほしい」とサインをもとめられました。
まあ署名くらいならいいかな、と思いそこでサインをしてしまったのが間違いでした…。
「みんな募金してる。募金して!」
ええーっ??署名だけじゃないのかよ。。
それまでフレンドリーに話していたこともあり、なんだか断りづらい雰囲気。
仕方なく1ユーロを出そうとすると今度は…
「たりない!みんな100ユーロからだよ!!」
…
…
そこで違和感を覚えやっと我にかえりました。
「募金に足りないもなにもあるか💢!!」
って感じです。
あわててその場を去りましたが、1ユーロはとられてしまいました。
これは厳密に言うと詐欺ではないのかもしれませんが…
本当に麻薬撲滅につかわれているのかあやしいです。
この団体はイタリア旅行中、ミラノ以外でも何度もみかけました。
観光客が多いところで多く遭遇した気がします。
フレンドリーに話しかけてくる人、
親切な人もいるかもしれませんが基本的には警戒しておきましょう。
悲しいけど。
③ヴェネチア離島行きの水上バス、わかりづらい問題
ガイドなしの個人旅行でしたが、事前準備やGoogle先生のおかげで
道を間違えたり、電車に乗り間違えたり、ということもありませんでした。
(バス乗り場が若干わかりづらかったですが、なんとかなりました)
が、唯一むずかしかったのがヴェネチアの水上バス!!
我々はヴェネチア本島のほかにもムラーノ島・ブラーノ島に訪れたのですが、
このフェリーがなかなかわかりづらかった!!
途中、間違えてほとんどお店も人もいない島(どこだったんだろう??)に降りてしまいました。
どうやら路線違いのバスに乗ってしまったみたいです。
幸い20分ほどで次のバスが来たので難を逃れましたが、本当に焦りました…。
水上バスは市街地のバスや電車に比べてわかりづらいので、ヴェネチアの離島に行きたい方は
しっかりと事前予習することをおすすめします。
④飲んでいない高額ワインを請求された!!ヴェネチア・バルでのぼったくり
またしてもヴェネチア。
夕飯にパスタ・ワインを楽しみ、いざ支払い。
円安・ユーロ高なので高くつくのは承知の上でしたが、それにしてもやけに高い…?
レシートをよく見ると、
そこにはなぜか今回飲んでいない高額ワインの名前が!!
ワインラベルの写真も撮っていたので「これは飲んだものとは別だ!」とあわてて抗議するも、
「ラベルは違うけど、中身はそのワインだったんだよ」
「おいしかったでしょ??」
の一点張り。結局返金はしてもらえませんでした。
私たちが飲んだのは日本で買えば1本800円くらいのワイン。
が、ワイン2杯(1人1杯)だけで10倍くらいとられました。
お店料金としても高すぎる。
高かっただけならいいんです。「いいワイン飲めたね」で済むんですけど、
違うワインの銘柄名で請求されてたのが納得いかず…。
異常に高い値段ではなくて、払える額なのがさらにタチ悪いです。
余談ですが、他のお店はワインを注文するときちんとボトルを目の前で開けてくれたんですよね。
栓が開いた状態で提供されたのはこのお店だけ。
わたしたちが知らないだけ??
中身だけ違うなんてことイタリアではよくあるんでしょうか??
いずれにせよもし間違いに気づいたら、支払い前に抗議した方がいい。
払った後では、返金はほぼ無理だと思います。
ハウスワインを頼むときも、必ず事前に価格を聞いて言質をとっておきましょう。
⑤地下鉄で子供につきまとわれる(ジプシー)
これはご存知の方が多いと思いますが、イタリアはスリが多い国。
また、ジプシーも多いようです。
地下鉄で少女に「お金をくれ」とつきまとわれたことがありました。
幸い私たちは今回の旅行中スリにあうことはありませんでしたが、
子供に気を取られているスキに財布を盗られることもあるようです。
財布はなるべく人前では出さないようにして、
荷物は常に前に持ち、パスポートや現金は服の中にしまうようにしていました。
おかげでスリや盗難にはあいませんでしたが、知らなければスキをみて撮られていた可能性もあります。
スリとは違いますが、ミサンガや花束を急に手渡してきて、
受け取るとお金を請求される詐欺もあるみたいです。
これらはガイドブックで見て知っていたので回避できましたが、
実際に観光地で目にしました。
ほんとにあるんですね。。
⑥お金を入れても出てこない自販機
イタリアはそもそも自販機が少ないです。(盗難が多いらしい)
自販機があるのは主に駅の中。が、自販機で買うのはおすすめしません。
飲み物はできるかぎり、バルやスーパーで購入しておきましょう。
「お金を入れると飲み物が出てくる」
日本にいるとあたりまえすぎて忘れますが、
故障している自販機がめちゃめちゃ多い。
飲み物も出てこないし、入れたお金も戻ってきません。
(しかも故障中とも書いてないから、みんなお金だけとられる)
たった1週間の旅行で自販機にお金を吸い込まれる人見たの、1度や2度じゃなかったです。
私たちも何度か自販機で購入しましたが、1回やられました。
自販機で飲み物買う時はダメもとで。マジで。
⑦フレッチャロッサ(=高速鉄道)は大幅に遅れる。
フレッチャロッサというのは高速鉄道。
日本でいう新幹線みたいなものでしょうか。
「海外の電車は日本と違って遅れるのがあたりまえ!!」
これは有名な話だし、どのガイドブックにも書いてあります。
でも私たちの旅行中は、幸い大幅に遅れることもありませんでした。
遅延してもせいぜい15分くらい。
「最近は海外も時刻通りにくるんだなー」なんてのんきに思ってました。
そう、最終日までは…。
最後の最後、
帰りの空港に向かう電車がなんと100分以上の遅れ。
最初から遅延が多ければ、もっと余裕を持って行動していたでしょうが、
「遅れても15分くらい」だと完全に油断していました。
待てども待てども電車が来ない。。
このままでは飛行機に乗り遅れてしまう!!
Googleマップを駆使し、なんとか空港にたどりつきそうな別の電車に乗ることができましたが、最後までドキドキ。
ケータイの充電も切れそうだし、駅は人も多くてスリも心配だし。
本当にヒヤヒヤしました。
幸い飛行機には間に合いましたが、かなり焦りました。
空港でゆっくり最後のおみやげを買おうと思っていたのに、結局最後までバタバタでした。
番外編
①交通事故
トランジットのカタール空港での話なのですが、バスの追突事故にあいました。
めちゃくちゃビビった。
乗っているバスに、横から車が突っ込んできました。
日本国内でも事故なんてあったことないのに…。
イタリア国内の話じゃないことと、自力では回避が難しいということで番外編にしましたが
旅行にトラブルはつきもの。
幸いケガなどはなく飛行機が少し遅れるくらいですみましたが
「自分は大丈夫」という思い込みはやめよう、と考え直す機会になりました。
②ヴェネエチアグラス屋さん
ヴェネチアにて。
ヴェネチアングラスのお店でグラスを物色していたところ、イタリア人のおじさま店員が「私の妻は日本人なんだ」ということで話しかけてくれました。
その日は荷物が多かったので「グラスは明日買いに来ます」と言ったところ、
「明日は休みなんだよ」
との返答。
どうしてもそのグラスが欲しかったので、結局その場で購入することにしました。
グラスはとても素敵で買って後悔はしていないのですが、
翌日、その店ばっちり営業してました笑
まあ、「明日来る」なんて言って来ないお客さんいっぱいいるでしょう。
営業トークだろうからそんなに責める気はありません。
しかし…
ちょっとのぞいていこうと店内に入ると、
昨日とは別の店員おじさまが話しかけてきました。
「私の妻は日本人なんだ」
…
ここの店の店員妻は日本人ばっかりなんか??
グラス買ったことは後悔してませんよ。
たとえ本物のヴェネチアグラスじゃなかったとしても、その値段払っていいと思って買ったものだから。番外編にしました。
でも、こんな感じだと疑っちゃいます。笑
ていうか、日本人は「日本人が知り合いにいるよ」っていうとだまされやすいカモだとおもわれてるんですかねえ。
まとめ
今回はトラブルと言っても小さなものばかりで、身の危険などもありませんでした。
が、避けられるものは避けた方がいい。
トラブルはやむなく巻き込まれてしまうこともあります。
しかし、私が体験したトラブルの中には、知っていれば回避できたこともあったと思っています。
じっさい私はミサンガや花束詐欺を目にしましたが、事前に知っていたので回避することができましたし、スリ対策もしていったので盗難被害にはあうことはありませんでした。
今回はトラブルの紹介ということでマイナスなイメージが前面に出ているかもしれません。
誤解していただきたくないのは、トラブルを加味しても
イタリア旅行は本当に行ってよかった!!
ということ。
観光地はどこもすばらしく、本当にいい経験をすることができました。
詳しい旅程やかかった費用、持ち物なども別記事で紹介しようと思いますので
ぜひご覧ください。
この記事が、これから旅行へ行く方の参考になれば嬉しいです。
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